2014年もいよいよ本日が最後となります。
この一年は貿易の世界でも消費増税から始まり急激な円安の結果年末には¥120/$辺りに落ち着いてしまう為替の変化があり、
加えて米国西海岸の港湾スト、悪天候によるコンテナ船の出港遅延などの事態が起こり、大きなうねった波の中で漂っていた感覚が拭えません。
既存のビジネスモデルの見直しや中期的な価格構成の再設定を迫られた方も多くいらっしゃることと思います。
ただ、暗いニュースばかりではなく、原油価格の低下に伴い燃料費の減額があり、個人的には各社から送られてくるGRI通知をみても多少は不安も和らいでいました。
2015年がどのような年になるのかは誰にも分かりませんが、
今年一年の経験を通して実感したのは、弊社のビジネスも為替の変動や各国の景気に大きく左右されビジネス自体が上下に揺すられてしまうブランコ・ビジネスではなく、
自社を基点に右が下がれば左が上がり、逆が起こればまた同様に常にバランスが取れているシーソーのようなビジネスである必要があるという点です。
まさに言易行難で、それではどういった仕組みでそれが達成できるかは現在取り組んでいる課題ではありますが、
例えば、これまで輸入販売をビジネスの中心に据えていた方が、これから輸出に乗り出すのもひとつでしょう。
常に試行錯誤し、”これまでウチはこうだったから”とか、”一般的に他の会社こうしている”といった考えを捨て、
今後起こりうる予想していなかった変化にも柔軟に対応できる基礎をつくっておかなければと考えています。
話は少し飛びますが、先日マイクロソフト社がスカイプを通してリアルタイムで英語ースペイン語を”通訳”し、
相互の会話を滞り無く進ませるという公開実験を行いました。
被験者はアメリカとメキシコの小学生で、会話の内容は”名前”や”好きなもの”といったさほど混み合ったものではありませんでしたが、
映像を見る限りは特に意思疎通に問題はないようで、実験は成功していました。
同様のソフトウエア、サービスは他社でも手がけられていますが、
この成功が今後数年後に貿易の世界に与える影響は恐らく今想像できる範囲を超えるでしょう。
ハイスピード・モバイルインフラ、TPP、自動翻訳、簡易なネット決済、、、こうした一つ一つのキーワードをつなぎ合わせてみると、
今後の変化と既存のビジネスモデルを見直し強化しておかなければいけないのは自明の理ですらあります。
多くのお客様のビジネスを支えさせていただいている弊社としては、
2015年はこうした今後の変化を見越してビジネスの基盤を強化する年になるかと思います。
まだまだ至らぬ点も多々ございますが、日々精進して皆様のお役に立てるように頑張って参ります。
皆様にとっても2015年が幸多き年でありますようお祈りいたします。
来年もよろしくお願い申し上げます。
2014年大晦日
ストリームライン
社員一同
弊社サイト:www.usstreamline.com
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