2015 Portland Antique Show |
今年もポートランド・アンティークショー "Antique & Collectible Show @ Portland Expo Center 2015"がありました。
数日前まで猛暑だったのですが、天候に恵まれコロンビア川から涼しい風が吹き日中はさほど暑く感じることはありませんでした。
いつもアンティークショーについては、ショー自体について書いておしまいですので、今回はアンティークショーを含めた、アンティークの買い付け方法について考えてみたいと思います。
多くの方は、このアンティークショー前後にポートランドに到着し、Monticello、Starsなどのようなショップを周り、途中でショーに顔を出して帰国というルートをとられると思います。
最近はポートランドブームもあり、中々それでは商品が揃わないという声もちらほら聞こえるようになりました。
そこで、良い買い付けができるよう、私がアテンドさせていただく場合に心がけていることや実際の方法、考え方になどついて書かせていただこうと思います。
■”買い付け”のプランで考慮する点
私がアテンド業務に取りかかる際に考慮する要素は主に3つあります
・時間
・効率
・リソース
■具体的には
・時間
多くのアンティークショップは大体午前10時から午後5,6時頃までの営業です。
ひどいところになると、日曜日は12時から5時までといったこともあります。
仮に10:00-17:00までの営業時間だとすると、一日のうちこの7時間の間に必要なお店を周り、
欲しいものを買い付けていかなくてはいけません。
どうしても”一日あるや”という間隔に陥り易いですが、
実際には食事も移動もすべて含めて7時間しかありません。(←ここが一番大事です)
・効率
そこで必要となってくるのが効率です。
当然車で廻るには移動時間が必要となりますので、これに30分、1時間とかけているとそれだけ廻ることができるお店が減り、結果的に買い付けできる物量が減ります。
そのため、お客様が買い付けされる予定の物量、商材のテイスト、価格帯などを考慮し、
まずは買い付け日程全体でまわるお店をピックアップし全体像を決めます。
その後、一日の渋滞状況、お店の営業時間、優先度を加味し、
地図上でのパートとそれぞれの日程で分割してルートを決定します。
例えば、ポートランド北部では朝は南向き、夕方は北向きの渋滞が発生しますので
東回り、西回りといった違いでも効率は大きく変わりますので注意が必要です。
・リソース
しかし、如何に効率良く廻れたとしても、お店に買いたい商材が無くては目的を達成できません。
もしくは、商材がある(かもしれないことを願いつつ)お店を探してドンドン遠い場所へと徨い始めることにな
ります。
そこで私がとっている方法は、商材を多く持つローカルの人たちとのつながりを持ち、
彼らから購入するという方法です。
どのようにつながりが持てるかというのは企業秘密ですので残念ながらこのブログ上では公開できませんが、ショップを持っているわけではありませんので価格も安く、探している商材を伝えておけば、またそうしたネットワークから探しておいてくれることもあります。
こうしたネットワークは個人レベルで構築していくものですので、言うは易しというところではありますが、仕入れするリソースとしては理想的なものであると言えます。
以上、簡単にですが買い付けに関する個人的な考えを書いてみました。
何かのお役にたてていただければ嬉しいです。
例えば使うツールや食事、宿泊先、コスト計算など、
多分書き始めれば一冊本ができるくらいまだまだカバーできることがあると思いますので、それについてはまた今後。
K.G.
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