2017/09/20

輸入例:LCL(船便混載)によるスタンドアップ・パドルボードの輸入




アメリカから輸入したいなと思うものはいろいろありますが、実際どれくらいのものが、いくらくらいで、どういった方法で輸入できるのか、具体的な例が知りたいという声をいただくことがあります。

今回はそうしたご要望にお応えするべく、大型の貨物を個人輸入する場合の例として、スタンドアップ・パドルボードの輸入を取り上げてみます。

本件は実際に弊社が手配させていただいた実例をご紹介させていただきますが、商品名、金額などについては仮設定とさせていただきました。



■LCL (船便混載)を利用したスタンドアップ・パドルボードの輸入

今回は↑の写真にあるような大型のスタンドアップ・パドルボートをポートランドから横浜のお客さまの所まで発送します。

ボードの大きさは12ft.6inch x 28.25 inch x  5.75 inch = 3.8 x 0.72 x 0.15 (m)で、かなりの長尺です。航空貨物便で送るには大きすぎるので現実的ではありません。

■貨物サイズ

実際に荷受けした際の梱包サイズは、164 x 32 x 9 inch でした。

ただ、梱包状態によっては、クレートなどで補強する必要がありますので、
プラス+25〜30%程度物量が大きくなる可能性があります。

■船便混載(LCL)の試算

船便貨物の場合は立方メートル単位での送料計算となりますので、

3.8x0.72x0.15m = 1 CBM (立方メートル) ※少数以下切り上げ

として計算しますので、船便送料は、

1 CBM x $150/M3 = $150

となります。

実際にはこれにGRIやAFR Feeといった費用が加算され、
結果的に、弊社から横浜港までの輸送コスト合計は約$351となりました。

■船便送料以外の費用

船便の場合は、航空便と異なり日本に着港後、港湾使用料や検査費用、通関費用や陸送費などが発生しますので、この分の費用が日本に到着後さらに加算されます。

ただ、今回はパドルボード一枚のみで通関も比較的簡単な事からお客さまご自身で横浜港で引き取り、通関もご自身で手配されます。

このため輸送コスト以外にかかる費用は、港湾使用料などミニマムの費用のみとなりますので、おそらく1〜2万円程度で収まるのではと思います。

そうなると、

LCL送料 $351 + 日本着港後の諸費用 2万円 

が船便の場合の合計輸入コストとなります。

ざっくりとした内容ですが、これから米国はセールのシーズンになりますので、
ディスカウントされたボートを友達と一緒に共同で輸入したりすれば、
さらにコストを割ることができ、非常にお得な買い物ができるかもしれません。

船便・航空便共にご相談は無料で承っておりますので、
お気軽に御連絡ください。

弊社サイト:www.usstreamline.com 
Facebook:https://www.facebook.com/StreamlineCorporation/ 

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